ちょっと待ってよ

サンデープロジェクト見てたら、「独立行政改革の真実〜スクープ!評価委員会の“疑惑”〜」なんてのをやってた。まぁ独法って制度は場所によっては官僚が既得権益天下り組織を保護するために名目だけやったとしか思えないところもあったりするので批判の目は必要だろう。ただ十把一絡げは困る。今回、独法の外部評価委員が当該組織から金を受け取ってるとかどうとかいう話に、原稿料などの謝金と研究費を混ぜて語っていた。そりゃとんでもない。懐に入る謝金と、自分の研究のために使う(つまり懐に入ることのない)研究費は性質が全く違う。研究費の選定は通常それこそ外部委員を使っておこなうので、金を出す省庁や組織の恣意性は入る余地がほとんどない(最近は一部は政策上トップダウン的に決まるやつがあるけどまだ少数だ)。だいたいそんな変な研究費配分されたら激しい批判が起きるだろう。研究ってものの純粋さをなめてもらっちゃ困る。