上京

FITで行われるこのイベントを聞くため上京。なんか改めていろいろ考えさせられた。
情報セキュリティというのはまさに社会に密着した分野なのだが、工学といえどアカデミアの人間はまだまだ社会との関わり方がうまくない。稲垣先生の「技術に責任を負ってない」というご発言は結構厳しいがまさにそのとおりだ。
ただ、申し訳ないようだけどやはりここはエラい人たちに頑張ってもらえないだろうか。今は社会と繋がるようなアカデミア活動とかいうとすぐ産学連携とかお金のにおいのする方向になるが、他のインセンティブも必要なんじゃないのか。単にその人の活動がいかに社会に役立ったかという評価をしてもらえる仕組みがないと、折角の「知」は社会に戻っていかない。
あと、アカデミア間の、というより工学と法学あたりの文化や言葉の違いの壁も結構高いけど、個人的にはまぁ最近なんとかなりそうな気がしてる。