異世界から美少女が来る話は不滅なり

本日は某学会仕事で東京。というかこのところ土日が本当にナイ。困ったものだ。しかし折角めずらしく東京に週末滞在しているので、それならば、とこういう企画を打ってみた。
こないだ残念ながら連載が終わっちゃった聖結晶アルバトロス。作者の若木民喜くんは彼自身がblogで明かしてるけど実はKMC的後輩にあたる。連載開始当初から彼とは連絡をとっていて、一度激励しようとおもってたらそのうちに連載が終わっちゃった・・・ので再起を祈念する会。でもかなり突然企画したので、結局3人しか集められず(あとで某MLで「今頃読んだー」とか悔しがる人がいたり)。
久々の再会(下手すると15年ぶり?)にも関わらず彼の風貌は忘れてなかった。相変わらずオシャレさんである。ていうか少なくとも私が直接知る漫画家さんにはステロタイプなオタク的風貌の人はいないのだが。ちなみに当時超ステロタイプ的オタク風貌だった私も最近はずっと社会人のコスプレを続けたままだ。まぁ来年40だしなぁ。
とにかく寒いので鍋が食いたいということに。しかし相変わらずの無計画なのであてがない。そしたら鵜飼が早速ぽちぽち携帯を叩く。「ぐるなびでもしてんの?」「えー当然Google Localですよ」それは大変失礼致しました・・・・しかしモツ鍋しかヒットしない。結局、彼は飲めないのに某居酒屋に誘ってしまったというか4人中2人飲めないのわかってて居酒屋選ぶなよ>俺。同じなら河豚とかにすりゃよかったのだが結局モツ鍋。すまんね、次はもうすこしマシなのをおごるからね。
席ではいろんな話に花が咲く。もちろんアルバトロスの感想も伝えたかったんだけど、なんか話があちこちに行き過ぎてちゃんと伝わらなかった気がする。個人的には、すっごく王道な少年漫画で、贔屓目を抜いてもずいぶん面白いと思っていた。ただ、それでも大ヒットを掴むためにはいろんな要因もあるし運もあるだろう。今回は少し運がなかったのかな、と思う。彼も当然だがいろいろ反省の上に次回作構想中らしい。内容はあえて詳しくは聞かなかったけど、彼の長所がうまく出る企画が通って、伸ばしてもらえたらいいのになぁと切に願う。何度かチャレンジしていれば、そのうち結果はついてくるだろうから。
それにしても週刊少年漫画の状況は厳しそうだ。単行本の販売状況を聞いてちょっと驚いた(彼の、じゃないよ。全体の話)。それじゃかなり厳しかろう。サンデージャンプマガジン3誌あわせて60くらいしかない週刊連載枠は、少年漫画界最高の栄誉であるはずだ。もちろん面白くなければ淘汰されるのは仕方ないけど、ベースラインとしてそれなりのインセンティブがあってもいいと思うけどなぁ。
それにしても偉くなったみたいで嬉しい限り。というか「高橋留美子先生に挨拶したのが人生で一番緊張しましたよー」という彼が超ウラヤマシーッ。「KMCだと今は鵜飼がたぶん一番有名人だからねぇ」というたら鵜飼が「なにいうてるんですが民喜くんはWikipedia載ってますよ」おおそりゃそうだ、ということでやっぱりあなたが出世頭に大決定。
その出世頭にこんなの描いてもらっちゃいました。さっすがよくわかってるやんか大感激!家宝にします。3巻の表紙を油断してる間に娘にクチャクチャにされた事件があったので反省して帰宅してさっそく書庫行き。