和歌山信愛訪問

和歌山信愛

講演依頼を受けて、和歌山信愛女子短大附属中高へ。女子中高生1200人を2組に分けて600人ずつ、1時間ずつの講演。結局悩んだ挙句、少しまとまりのない話作りになってしまった。つくづく思うのだけど、社会に人を送り出す前に、学校なり家庭なりに「教育」って仕組みがあって、予行演習の場所として機能してる。なのにネット社会はいきなりのぶっつけ本番をこどもにすら要求してしまう。そんな仕組みを許してしまったのは誰の責任?
それにしてもやはり、現場は楽しい。いろいろ発見がある。和歌山信愛の場合、あまりPC教育が盛んでない。しかし今は小学校は総合学習などでPC教育がされているので、低学年ほどPCリテラシが高いという逆転現象を起こしてる。「携帯もってる人〜」と手を上げさせると今度は高学年が優勢。ついでに「じゃ携帯でメールしてる人?」っていうと笑いがおこる。当然なんですなぁ。「インターネットは世界中につながっています。あなたの携帯からアメリカ大統領にメールすることもできます。そのパケ代は同級生に出すのと同じです。」これでびっくりされてしまう。こんな状態である。彼女たちにとってネットは、どういう仕組みになっているかというのを考える前に生活の一部になってしまっている。免許を持たせずに原付を与えている気分になる。