善光寺参り

気絶の効果で朝の5時に目が覚める。とりあえず大浴場にいって朝風呂でさっぱりして、食堂が開くのをまって真っ先に食事して、チェックアウトぎりぎりまで仕事。追い出されたのが10時過ぎ。帰るためのバスは13時半なので少し間がある。bモバがないので仕事場を確保するべくネット喫茶でも探すかと思ったが、長野駅まで歩く間には見つからず。少し悩んだが、講演謝礼地元還元キャンペーンが済んでないことでもあるし、善光寺に行くことに変更。ロッカーに荷物を放り込み、駅の観光案内所で地図をもらって参道をテクテク歩き、町並みを楽しむことにする。昨日地元の人に「観光用に牛はいないんですか?」と聞いたのだが、いない、糞の問題などがあるので考えられないという答えだった。残念。
善光寺は三門が残念ながら修理中だったが(平成19年まで)、仁王門や本堂、資料館などは楽しめた。予備知識なく行ったのでいろいろと勉強になった。一通り参拝して、お賽銭もフンパツして妻の安産を祈願。フンパツ分は三門の改修代の足しにしてくださいという感じ。
境内はそこそこ広いのでぐるっと見てまわる。池があってカメがたくさん。蓮も咲いている。看板によると、例の弥生時代の種子を発芽させた「大賀蓮」らしい。和歌山にも日の岬あたりに大賀池って、大賀蓮が植わってる池があったっけ・・・大賀蓮って今全国にどれくらい植わってるんだろう(と思って帰ってから検索したら同じ疑問をもって調べてる人がいた)。境内の脇には絵馬がたくさん。絵馬をざっと眺めてみると、多くは受験や就職や健康の話が多いのだけど、中にはこんなこと絵馬に書いちゃっていいの?ていうような深刻なのまであったりする。だいたい絵馬に住所氏名を書かせるのもそろそろ問題になりそうだなぁ。しかし、名前が並んでいるからこそ情景が浮かぶものもある。ほほえましかったのは、(名前と字とから判断するに)母親と幼い姉妹が一緒に書いたと思しき絵馬。母親の願いが「元気で過ごせますように」なのに対し、お姉ちゃんは「頭が良くなりますように」、妹は「ぷりきゅあになれますように」(笑)。
参道の店で土産を買い込み、帰りは昨日の「ごんべい」に歩いていってみる。昼も営業しているかと少し期待したのだが閉まっていたので、写真だけ撮って近くの権堂駅から長野電鉄へ乗ってみる。昔は路面電車だったものが市街地は地下鉄化されたのだという。古い味のある車両を期待してホームに下りると、向かい側ホームに昔の特急雷鳥のような配色のやつが!しかし柱が邪魔でよく見えない・・・とりあえず写真に撮る。自分の方にもそういうのが来るだろうと待つと、いかにもどこぞの銀色のやつがきてがっかり。長野駅まで乗ればホームにいるかなぁとおもったら他の車両も銀色・・・また来るとしよう。ちなみに帰ってから調べたら最初に見た車両は特急だったらしい。
長野駅前でそばを食べた時点で、だいたい地元還元は終了してすっきり。前回も利用した阪急高速バスで京都に戻る。