NPOって

講演後懇親会。場所は京大吉田周辺といえば定番、「Linusも鍋をつついたちくわ。いろんな人といろんな議論をする。楽しい。それにしても元気な人が多いと感嘆。GISも一時のブームは過ぎた感があるが、特に自治体などではまだまだこれから活用に向けての取り組みが行われる状況で、やること、やれることはたくさんあるからだろう。
GIS総研は内閣府NPONPOとして活気があるのは非常に結構なことだと思う。ただ、自分たちもやってて思うがNPOの活力ってどの辺から来るのが健全なんだろう。セキュリティにせよGISにせよ、要はお金になりそうだから人が集まっていて、それをうまく自治体と結びつけるための手段としてNPOが使われているという事実は否めない。NPOが金稼いだらいけないわけではないし、実際人は霞を食って生きるわけにはいかないのでキチンと稼いでNPO専従の構成員くらいはちゃんと食わせる稼ぎが必要なのだが、度を越すのは厳禁だ。特に、内閣府NPOはかつての特殊法人や財団に換わるものと見られかねない動きをしているところは少なくないので、そう見られないようにしないといけませんよねという話を事務局のKさんにちょっとしたら、唸っておられた。GIS総研はそうではないようだし、これからもそうでないNPOであって欲しいと思うが、健全であることをアピールすること、そして本当に健全であり続けるためにはそれなりに努力が必要だ。
私個人としてはあまりお金の臭いのしない場が好きだからNPOにcommitしている。稼ぎすぎちゃったらすぐ社会に還元するくらいの感覚でNPOを運営できたらと思う。ただ、それは私が生活には困らない程度の立場にいるから言えるのであって、NPOの中にはそうもいってられない人もいる。といって欲に負けるとすぐバランスは崩れる。己の欲するところに従いて矩を越えず、とはなかなかいかない。難しいものだ。
・・・あ、念のため言いますがRIISはバランスとってるつもりですから、今のところ。ただまぁ、今後もそうでないといけないねという自戒。