助講会の歓送迎会

大学の人事制度というのは外からわかりにくいものらしいけど、多くの国立大学では助教授と(常勤の)講師というのはほぼ同格と考えられているはずだ。なんか名前の雰囲気から講師は助教授に比べてずいぶん格下のような誤解がされているが、学校教育法上は講師は教授または助教授と同格でよいことになっている。京大でも和歌山大でも実態は助教授とほぼ同じ扱い(給与体系だけ少し低くなる)だった。英語名称では助教授はAssociate Professor、講師はAssistant Professorという(Lecturerではない)。そういや助教授の日本語名称を准教授にするという話があったが、そうなったら講師は助教授あたりに改称するのが適当じゃないかな。
まぁとにかく。京大の電気系関連の助教授・講師には「助講会」という組織がある。正規の組織ではないが、助教授・講師格に落ちてくる委員会委員の割り振りや、組織横断的な情報交換の場として利用されている。週に1回昼食会をしている他、年に1回歓送迎会がある。要はその年度に助教授または講師になった人を歓迎し、教授になったり他大学に移ったりした人を送り出すのだが、今日がその日。ということで夜、四条の居酒屋たぬキに集まって宴会。といっても送り出すべき2人の先生は遠方の他大学にいったため欠席で(残念・・・)、助手から助教授に上がった人を歓迎する会に。集まる先生方の研究の幅はかなり広いので話が面白い。白色LEDはいつ効率で蛍光灯を抜くのイヤイヤそれより色再現性が売りだから今でも、とか、誰かリーク電流抑えるTr作ってくれないのイヤイヤもうTrなんてジャブジャブ使えるんだしグレイコードとか冗長二進とか使ってさ、とか、CDMA特許には懲りたので4G携帯では避けようとしてイヤイヤそもそも単一インフラじゃなくて、とか。結論としては「情報系のセンセイは声がでかい!」・・・す、すんませんそのうちの約一名は明らかに私です・・・
今日のへぇ:「白色LED使って手術用光源にして、波長の分布をうまく調整してやると、正常細胞と癌細胞の境界がはっきり視認できるようになる」へぇへぇへぇ。