吉備町にて

和歌山県に吉備町というところがある。みかんで有名な有田市の隣にある人口15000人程度の町。ただ清水町、金屋町と合併して来年1月に有田川町になる。余談だけど和歌山の有田は「ありだ」と読む。有田焼で有名な佐賀の有田は「ありた」である。
ここの教育委員会に呼んでいただいて先生方の前で講演。学校とセキュリティの関係について話をさせていただいた。場所はきびドーム。田舎道を走っていて急に立派な建物があったら公共か宗教が多いのだけど、まさにこれもその類(^^;ちなみに上空から見ると、役所とセットで建っているのでこんな感じになる。
講演のほうは動員はかけなかったというお話だったが、個人情報保護のおかげで関心が高まっているおかげか集まりも悪くなかった。関心が高いのはありがたいのだけど先生方に「個人情報保護条例、読んでらっしゃいます？」と聞いたらお返事は・・・。まぁ合併してまた少し変わるだろうけど、しっかりやっていただかないとえらいことになりますよ？！
それにしてもここはまだよい。私たちのNPOも教育機関でのセキュリティの重要性を主張してあちこちに講演なりさせてくれとお願いしているのだけど、ほとんどの自治体の教育委員会は非常に壁が高く、外部の人間を入れようとしない。我々も長年活動してきて講演までできたのは吉備町と美里町だけだ。この教育現場の硬直化した体質って万事に悪影響を及ぼしているように思うのだけど。