絵本

娘は絵本が好きで、よく勝手にめくって遊んでいる。といってもまだ読めないのでひたすらめくるだけなのだが。絵本を読んでやっていると、そのうち待ちきれなくなって自分でめくりだす。一人遊びのときはかじったりしている。おかげで本がすぐにだめになりそうだ。
昨日、妻と娘が私の実家に行っていたのだが、その時に妻が母から「うさぎといぬ」という古い絵本をもらって帰ってきた。母の妹(つまり叔母:ちなみにここに乱入している)がイラストレータをしていて、この絵本も叔母が描いたものなので母がたくさん買っていたようだ。なるほど昔読んだ・・・中身はうさぎをつかまえたいけど実物を見たことがない犬が、いろんな動物からうさぎの特徴(長い耳とか長い足とか)を聞き出して探して捕まえようとするんだけど、そのつど、うさぎが「これは耳じゃなくて『おときき』」「これは足じゃなくて『ぴょんぴょん』」などといってはぐらかして逃げてしまうという話。最初に読んだころから思ってたんだけどこの絵本ってポーランド人の原作なので、原語ではどんな言葉になってたのかなぁと。
この手の話でいつも思い出すのはくまのプーさんに出てくるカルストン・パイの歌である。原語では「A fly can't bird, but a bird can fly.」というのがあるのだが、これを石井桃子さんは「すずめははえないが はえはすずめる」と訳した。すばらしい。

クマのプーさん (岩波少年文庫 (008))

クマのプーさん (岩波少年文庫 (008))