篠山チルドレンズミュージアム

なんか前のエントリが全然子育てネタではない事に気付いて反省。今度は本当に子育てネタを。
もう先週のことなのですが、白浜シンポのため長時間家を空けて土曜まで働いていて妻子をほっぽらかしだったのをちょっと反省して日曜日、篠山チルドレンズミュージアムへ行きました。我が家からだと京都縦貫道経由で行けばそれほど時間もかかりません。
今回初めて行ったのですがなかなかよい施設だと思いました。施設そのものは廃校になった中学校を再利用しているのですが、それなりにお金と手間をかけて改装されています(多分時期的に見て財源は合併特例債だな、と思ったらドンピシャ)。個人的にはワークショップ棟内の科学アートのうち、ドライアイスのカケラを水に浮かべて遊ぶものが気に入りました(娘も結構長いこと張り付いていました)。娘に大ヒットしたのは庭にあるシャボン玉遊びでした(ランニングコストが安い割に子どもは長時間遊べていい設備だなと)。自然の豊かさも生かされています。全面芝生になった校庭が大変気持ちいいです。片隅では合鴨農法が行われているようでかわいいヒナが見られました。一番の売りは裏の里山で遊べることだと思うのですが、夫婦そろって体力ないので娘に付き合いきれる自信が無く、ちょっと今回は遠慮しました。
ところでこの施設、元々篠山市立なのですが、平成20年度から公設民営型(ここを見ると判りますがいわゆる指定管理者制)に移ったのだそうです(といっても指定管理者のプロビスささやま篠山市100%出資の株式会社。同社は市内の多くの施設の指定管理者を引き受けている上に以前からこの施設の業務の一部を受託していた模様。ただこの施設の指定管理者を引き受けるにあたってはさらに館長を地域計画建築研究所から受け入れてます)。そして、約2000万の収入増/コストカットができないと来年度は休館になってしまいそうだ、ということが館内の広報誌にありました。えー?!って感じですよ。そこでちょっと調べたら、館長ご本人のコラムを見つけました。

開館以来、年平均7万人の集客力をもつ当館は、昨年度来館50万人を達成しました。
小学生低学年までをメインターゲットにリピート率が高く、年間2000万円強を売り上げています。しかしこれまで、9000万円/年の歳出に対して2000万円/年の売り上げでしたので7000万円/年の歳出超過を続けていました。
(中略)
従来のコストカット型の指定管理者制度の内容は、9000万円/年の歳出を3200万円/年に抑え、これに収益を加えて運営をしようというものです。この中身は、人件費を含めてそぎ落とせるところは全てそぎ落とした戦略費ゼロの予算です。

アルパックニュースレター・篠山チルドレンズミュージアムの館長してます。大阪事務所/森岡武

ぐはー。ざっくりいうと、元々2000万強の売り上げを倍増すれば、市の歳出3200万をあわせて7000万強の収入があるので支出を2000万/年ほど押さえればなんとかなる、という話なんでしょうかね。しかし収入倍増は辛いなぁ。もちろん市の財政も苦しいのでしょうが、将来のための投資はもう少し頑張ってくれてもいいんじゃないの、と思うんですけど。
ということで個人的にささやかながら応援します。京阪神地区の子育て中の皆さん、特に幼稚園〜小学生くらいのお子さんに、篠山チルドレンズミュージアム、オススメです。この施設を潰すのはちょっともったいないと思います。うちの家族も必ず今年度あと何回か行こうと思います。
・・・・あれ、やっぱりあまり子育てネタっぽくないぞ?