長野ふたたび

人生は旅。今回は長野ITコーディネータ協議会から、セキュリティ研究会に招いていただく。長野県の情報担当と県下市町村の情報担当の人たち相手に、私なりの自治体情報セキュリティの現状と和歌山での活動状況について話をさせていただいた。同協議会は県のIT調達の目利き役を買って出ているのだが、セキュリティ支援もしたいという意思をお持ちのようで、うちのNPOのノウハウが一番生きやすい場だ。ただ、長野はセキュリティに関してはよく知られている通り、住基ネット騒ぎがあった後である。どうなることかとドキドキしたのだが、反応は悪くなかった。特に、住基ネットに対しては「報道が引き起こした不幸」であることは同意が得られたようなので、少し安心した。
長野の担当の方は電算事務の共同化についてもかなり前向きに考えているようだった。そもそも、実は長野では他の業務についても広域連合が結構発達しており、電算化も20年以上から共同でやっている地域もあるのだというのには驚いた。反面、県域の行政ネットワークが未だにないという数少ない県の一つで、和歌山のくろしおネット(今度は「ええねっと」に改名するんだっけ?)や京都のデジタル疎水にはずいぶん興味をお持ちのようだった。どちらにも関わりがある身としては、お手伝いできることはしようと思う。