3日目

大橋検事の講演。私は正直、彼が「ハッカー検事」を名乗り続けることは決してよいことだとは思わない(ハッカーをネガティブな意味に理解している人はもちろん、ポジティブな意味を知っている人にとっても印象は決してよくないと思う)けれど、彼自身は実に愛すべき人柄だ。講演も上手。ややキャッチーに振ったタイトルとは裏腹に実にわかりやすくコンパクトにハイテク犯罪の現状をまとめて下さった(歴史的認識については異論もあったのでちょっとコメントしたりしたんだけど)。彼レベルの技術を持つ人が全国の司法当局にゴロゴロにいて当然で、さらに上の(本当の意味でのハッカー級の)人が各都道府県警に1人くらいはいる、というレベルにならないと本当のサイバーセキュリティは難しいのだろうなぁと思う。