地方公共団体セキュリティ対策支援フォーラム

なんかいつまでたっても広報体制が整わないのだが、実はこのところ総務省関連でしょっちゅう東京に行っているのはこれのためである。一応形式としてはLASDECと総務省がNRAというNPOを使ってさせている、という立場だ。しかし内情はややお寒い。総務省もLASDECも何の予算も確保してくれていないしNPOも金がないので、基本的に全ての仕事がボランティアである。いや、謝金なんてもらおうとも思わないが、旅費すら出ないのはかなり参った・・・年度末までに何らかの損失補てんがあると信じていたんだが、どうもその見込みも薄れてきて正直弱っている。
こんなとき、ノーブリス・オブリージュ(Noblesse oblige)という言葉を思い出す。そんなカッコいいものではないが、私は私なりに義務だと思ってやっている。私は金持ちには程遠いけど、幸い食うには困っていない。それに公務員でなくなった今でも、大学教員というものは基本的に公の奉仕者でなくてはならないと思っている。だから、人の役に立つと思ったらとにかく、できるだけ自分の出来ることはするというがモットーだ。ただ、私が本当に社会還元したいのは「知恵」であって、お金じゃないんだよなぁ(^^;お金ならそれなりに募金してるつもりなんで、これ以上はカンベンして欲しい。
ともかく今日もこれ。朝の6時の新幹線に乗り、東京へ。そのまま夕方まで部会でコセコセと作業。なんとか今のペースなら12月ごろ中間発表できるだろう。
それにしても、作業を進めれば進めるほどムズカシさに憂鬱になる。昼にソバを食いながらM先生とそんな話をしたが、M先生もぽつりと「自治体セキュリティのために腰を上げたはいいけど・・・何やってもいろんな問題が出てきて難しいし・・・表に出れば叩かれるばっかりだし・・・つらいねぇ」ひー!先生がそんなこというててどうしますか。