子どものケータイメールを「見守る」方法

昨日、「第1回全国情報セキュリティ啓発シンポジウムやろっさ「インターネット安全教室」in ふくい」に行ってきました。実はあまり体調がよくなく、咳止めを飲んでいたのですがそのせいか頭がよく回らない状態で登壇したのでかなり切れ味が悪く申し訳ない気分でした。まぁ会そのものは他のパネラーの方の講演が素晴らしかったので(特に和歌山大の豊田先生は毎度ながら面白い!)よかったかなと思ったのですが、上原は立ち位置が技術屋だったのでそれを押し出したら、どうも話が堅めになってしまいました。聴衆を考えたらもっと柔らかい話をしてもよかったですね。
それはさておき、パネルでケータイを子どもに与える是非を問われたときに、「ケータイを通じて子どもに起きているトラブルに保護者が気づきにくいことが問題だ」という話をしたら、何人かの登壇者の方がご自分のお子さんのケータイのメールを(本人に了承を得て)時折直接チェックしたり、転送設定して見たりしているというお話が出ました。うーむ・・・思春期前ならそれもアリでしょうけど、思春期に入ったらよほど子どもと信頼関係がないとできないと思いますし、過保護・過干渉にならないかも気になりますし、子どもが「プライバシー」という概念を理解するのが遅れる懸念もあります。まぁでも、メールなんていつ誰に読まれるかわからないモノだ、というセキュリティリテラシを高められるメリットは、あるかな・・・・とも思いますが。
まぁやることの是非は事情によると思いますが、子どものケータイ端末に届くメールを保護者が「見守る」手段があるかないかは気になったので、キャリア別にざっと調べてみました。

au
会場で話題になったのはauのメール転送機能です。auは、ケータイに届くメールをあらかじめ設定したメールアドレスに転送することが出来ます(2カ所まで)。方法はhttp://cs119.kddi.com/au/faq.jsp?faqno=AEE03039に。またau oneメールを利用する手もあります(http://www.au.kddi.com/au_one_mail/)。
Willcom
ウィルコムもメール転送可能です。詳しくはhttp://www.willcom-inc.com/ja/service/e_mail/useful/index.html
docomo
ドコモは転送機能はありませんが、iモード.netというサービスがありまして、これを使えばパソコンからケータイに届いたメールを見ることが出来ます。ただ、通常の設定ではパソコンでログインするたびにケータイ側に「おしらせメール」が届きます。これを解除しようとすると今度はパソコンでログインするたびにケータイに届くワンタイムパスワードを入力しなくてはならないということになります。このようにセキュリティは大変重視されているのですが「見守る」にはかなり鬱陶しい制限があります。おまけに210円/月の使用料も必要です。
Softbank
メール転送機能は見あたりません。パソコンからメールを読む機能もよくわかりませんでした・・・どなたかご存じなら教えて下さい。
EMOBILE
同上。どなたか教えて下さい。